年収850万円を超える場合は所得税が増税に!?サラリーマン増税とは?

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来年2020年の1月から「サラリーマン増税」なるものが施行されます!
これは所得税に関する増税の事なのですが、私たち会社員の多くは確定申告を自分で行うことが無いため、所得税についあまり関心が無い方もいると思います。
しかし、このサラリーマン増税はサラリーマン全員が対象となります!
今回はこのサラリーマン増税について、簡単にご紹介します!いい機会ですので、所得税について考えてみてはいかがでしょうか。
サラリーマン増税とは
正式には「平成30年度税制改正」という税制改正の中の個人所得課税に関する内容を指します。
この個人所得課税の改正によって、2020年1月からある条件を満たす会社員(サラリーマン)は所得税が増税になってしまうのです!
所得税が増税となる条件年収(給与収入)が850万円を超える
上記の条件を満たす会社員(サラリーマン)は実質の増税となります!
では、なぜ年収が850万円を超えると実質の増税になるのでしょうか?平成30年度税制改正の個人所得課税に関する内容を見てみましょう。
平成30年度税制改正の個人所得課税に関する内容
具体的な内容として次の4つになります。
- 給与所得控除・公的年金等控除から基礎控除への振替
- 給与所得控除の適正化
- 公的年金等控除の適正化
- 基礎控除の適正化
以上の4つが個人所得課税の主な改正内容となります。この4つはすべて所得税に関わる内容となります。
では、年収が850万円を超えるとどうなるのでしょうか?
2019年までは給与所得控除は年収が1000万円を超えた場合で220万円が上限となっていますが、改正後の2020年1月からは年収が850万円を超えた場合で195万円と、上限が引き下げられるのです。
この給与所得控除の上限引き下げが、実質的な増税の正体です!
ただし、例外もあります。23歳未満の子を扶養する子育て世帯や、特別障害者を扶養する家庭には、負担軽減のための所得金額調整控除なるものが適用されます。
参考までに財務省に平成30年度税制改正に関する説明資料がありましたのでリンクを張っておきますね!
財務省:改正内容(PDF)、個人所得課税(PDF)
そもそも所得税ってどうやって計算してる?
皆さんは所得税の計算方法について、ご存知の方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?
実は収入すべてが所得税の課税対象とはならないことは知ってますか?
計算方法について、簡単な図をご用意しましたのでご覧ください。
先ほど出てきた給与所得控除や所得控除など、様々な控除を得て所得税が決まっていることがお分かりになると思います。
この所得税の計算について、簡単ではありますが記事にまとめていますので、よかったらこちらをご覧ください!

最後に
いかがでしょうか。
私たち会社員(サラリーマン)は基本的に確定申告が不要なため、今回の平成30年度税制改正も知らなかった会社員の方も多いのではないでしょうか?
知らないうちに負担が増え、生活にじわじわと影響が出てからでは遅いのです!
しっかり税金について勉強し、節税できるところからしっかり節税していけるよう勉強していきたいですよね!

沖縄生まれ、沖縄育ちの純うちなーんちゅの30代男性会社員、二児の父です。
沖縄に関することや体験談、私や家族が気になったことなどをブログで発信しています。