新潟県・山形県で震度6の地震!津波注意報も発令!津波について再確認しよう
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2019年6月18日22時22分ごろ、新潟県で最大震度6強、山形県で最大震度6弱を観測する地震がありました。
震源地は山形県沖(酒田の南西50km付近)で、震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は6.8と推定されています。
この地震で山形県、新潟県、石川県能登に津波注意報が発表されています。
さて、その津波注意報では津波が到達されると予想される地域で、以下のように予想される津波の最大波の高さが発表されています。
地域 | 最大波の高さ |
---|---|
山形県 | 1m |
新潟県上中下越 | 1m |
佐渡 | 1m |
石川県能登 | 1m |
この注意報を見て「あれ?大したことないじゃん。1メートルって俺より低いぜwwwww」なんて思った方いませんか?
それは 大きな間違い です!!
今回は意外と知らない津波について、取り上げていきたいと思います。
津波について
まずは、津波について再確認しましょう。
津波は、地震や火山活動、山体崩壊に起因する海底・海岸地形の急変により、海洋に生じる大規模な波の伝播現象である。
Wikipedia:津波
ここでは伝播(でんぱ)という言葉が使用されていますが、この伝播という言葉が大事です。
伝播とは「伝わり広がって行くこと。広い範囲に伝わること。特に波動が広がって行くこと。」という意味です。
つまり、津波は発生場所から四方へと伝わり広がっていき、海岸に到達する際には大きな水の塊として襲ってくるのです。
上のイメージ画像からもわかる通り、一度の波では終わりません。2重、3重にもなって襲ってきます。
これが津波の怖いところなのです。
また、津波は発生場所が沖合に行けば行くほど早くなります。基本的には車並みのスピードと考えてよいでしょう。
場所によっては、新幹線やジェット機並みの速度の場合もあります。
そんな速度の波が連続で襲ってきたら、ひとたまりもありませんよね?
津波注意報が発令されましたら、何メートルの予想でも関係なく、まずは 高台へ避難する ことを最優先にすることを強くお勧めします。
津波注意報が発令される条件と家屋被害
気象庁は津波注意報について、0.2m以上の津波 が予想される場合に発令するとのことです。
この0.2m、たかが20cmですが津波の20cmは先述の速度(車並み)の関係もあり、成人でもバランスを崩してしまうことがあるようです。
【50㎝の津波でも危険!】
津波注意報が出ています。津波は普通の波と違ってすさまじい力で人や物を押し流します!1mの津波に巻き込まれた時の計算上の死亡率は100%です。今すぐ避難を! #津波 #地震 #震度6強 #山形 #新潟 pic.twitter.com/lDb8pUiKoD— 人が死なない防災(kum-ilo-61) (@kum_ilo_61) June 18, 2019
Twitterで参考なる動画がありましたので、ぜひご覧ください。
また、家屋被害ですが、木造家屋では津波1m程度の浸水で部分破壊が始まり、2m程度で全面破壊に至ると言われています。
0.5mでも、漂流物が衝突することで全面破壊されることも十分考えられます。
最後に
いかがでしょうか。
日本は2011年3月11日に、あの未曾有の大災害である東日本大震災を経験しています。
あの災害では津波が被害を広げる一因となりました。
あれから8年以上が経過しました。あの大災害で犠牲になってしまった方たちのためにも、学んだ教訓を防災・減災に生かしていきましょう。
今回の地震で被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。
沖縄生まれ、沖縄育ちの純うちなーんちゅの30代男性会社員、二児の父です。
沖縄に関することや体験談、私や家族が気になったことなどをブログで発信しています。