誤用が多い「役不足」の正しい意味と使い方、力不足との違いも解説!

ようこそヒケナンブログへ♪
皆さんは、言葉の意味を正しく理解し、使用している自信はありますか?
私は社外の人と打ち合わせをしたり、ビジネスでメールを送る機会も多いので、普段から言葉には出来る限り注意を払い、読み方や意味を正しく理解し使用することを心がけています。
以前、「重複」という言葉について、解説記事を書いたことがあります。
この重複という言葉は、特に読み方を誤用する方が多い言葉の一つですよね。
今回は言葉の意味をよく誤用される「役不足」について、正しい意味と使い方、関連する「力不足」との違いを合わせて解説します!
「役不足」の正しい意味
役不足の本来の意味は
役がその人に対して不相応、または軽いため不満に思う、満足しない
です。
役(役割) < 人間 ということ!

そのため、基本的には誉め言葉として使われることが多いです!
5割以上が「役不足」を誤用している
さて、「役がその人に対して不相応、または軽いため不満に思う、満足しない」という意味の役不足ですが、逆の意味で使われる誤用がかなり多いです。
つまり、役に対して人が不足している、役のほうが高すぎてその人に合っていないという感じです。
例として「あなたに係長は約不足だよ。せいぜい主任、いや平社員程度だ」という感じですね。
役不足の正しい意味で使うならば「あなたが係長では役不足だ。課長、いや部長クラスがふさわしい!」となります。
正しく使うなら「力不足」が正解
役のほうが高すぎてその人に合っていない、荷が重いといった意味で使うならば「力不足」のほうが適切です。
力不足とは「自分の力量や努力、技術や能力が足りない、不足していること」を指しますので、まさに誤用で使われる役不足にぴったりな言葉といえます。
最後に
いかがでしょうか。
言葉というのは、時代によって読み方や意味が変わっていくこともありますので、もしかしたら将来、この役不足の意味が変わる可能性もあります。
元々の正しい意味を踏まえながらも、時代に合った言葉の使い方をしていきましょうね!

沖縄生まれ、沖縄育ちの純うちなーんちゅの30代男性会社員、二児の父です。
沖縄に関することや体験談、私や家族が気になったことなどをブログで発信しています。