子供に多い溶連菌感染症!実は怖い病気であることを知っていますか?

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最近、私たちの子供が通う学校で「溶連菌感染症」という病気が流行っています。
結膜炎やインフルエンザ同様に、学校保健安全法という法律で「出席停止の処置が必要」と定められている病気です。
ただ、私はあまり馴染みがなく、どういう病気かあまり知らなかったため
今回はこの溶連菌感染症という病気について、取り上げてみたいと思います。
溶連菌感染症とは
溶連菌とは、正式には溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌です。菌の種類がいろいろあるようですが、溶連菌感染症はほぼA群β溶血連鎖球菌という細菌によって起こる病気です。
2歳から10歳までの子供がかかりやすい病気ですが、大人でも感染することがあります。
感染力が高いため、先述の通り、学校保健安全法という法律で「出席停止の処置が必要」と定められている病気です。
主な感染経路としては次の2通りです。
飛沫感染 咳やくしゃみなどで飛び散った菌を、口や鼻で吸い込むことで感染。
接触感染 皮膚と皮膚が接触したり、タオルや食器等を介して感染。
潜伏期間は2日~5日で、一度感染後に治っても繰り返しかかることがあります。
ただ、適切に薬を服用さえすれば、24時間以内に感染力が無くなります。
また、溶連菌感染症かどうかの検査は簡単です。結果も10分程度でわかるようです。
溶連菌感染症の主な症状
一般的な症状として「発熱・のどの痛み・腹痛・発疹・※イチゴ舌・吐き気」です。
しかし、これらの症状が全て現れるわけではなく、人によりどの症状が出るかは異なります。
特徴としては高熱(38度~39度)と、のどの痛みが出て、扁桃腺が腫れ、その後、全身に発疹が出たり、舌にイチゴのようなブツブツが現れます。
風邪のような症状に、全身の発疹とイチゴ舌が見られた場合は、溶連菌感染症の疑いが強いです。
溶連菌感染症の怖いところ
この溶連菌感染症ですが、適切な処置を行わない場合、様々な合併症を引き起こすことが分かっています。
合併症としては「中耳炎や気管支炎、リンパ節炎」や急性腎炎、心臓弁膜に障害などを起こすリウマチ熱や、急性糸球体腎炎といった怖い病気を引き起こす場合があります。
そのため、医者の指示に従い、抗生剤(抗菌薬)を決められた期間しっかり服用して完全に殺菌しましょう。
症状が和らいだからといって薬の服用を止めることは絶対にお勧めしません。
登校の基準
原則として医者の判断が重要になってきますが、学校保健安全法によると「抗生剤治療開始後24時間を経て全身状態がよければ」とありますので、そちらを目安に医者と相談ということになります。
溶連菌感染症を予防するためには
予防接種等はないようですが、飛沫・接触感染のため、以下の予防策が有効です。
- 石鹸を使用した手洗い
- うがい
- 感染者のタオルや食器は使用しない
- マスクの着用
最後に
いかがでしょうか。
溶連菌感染症は1年を通して不定期的に流行する病気なので、常日頃から意識して感染を予防することが大事です。また、適切な処置をしないと合併症を引き起こすことがあるので、大切なお子さんのためにも、少しでも疑いがある場合は医者に診てもらうことをおすすめいたします。

沖縄生まれ、沖縄育ちの純うちなーんちゅの30代男性会社員、二児の父です。
沖縄に関することや体験談、私や家族が気になったことなどをブログで発信しています。