本当に怖い落雷!雷と落雷についてどれだけ知っていますか?

2021.07.27雑記トリビア,事故,自然,

本当に怖い落雷!雷と落雷についてどれだけ知っていますか?
「はいさい。ぐすーよー。ちゅーうがなびら。」(こんにちは、皆さんご機嫌いかがですか?)
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梅雨の季節ですが、皆さんどうお過ごしでしょうか?

沖縄では空梅雨気味でしたが、先週末から今週にかけて一気に梅雨らしくなってきました。というか、平年の梅雨以上に雨脚が強く、を伴うことが多いです。

つい最近、自宅のすぐそば(おそらく500m以内)で落雷があったとのことです。

ものすごい轟音があり、私たちの子供が怯えていました。(私はちょうど仕事で家に不在でしたので、体験していないのですが、すごい音だったようです)

そこで、今回はこの雷について取り上げてみたいと思います。

梅雨が本格化するこの時期に確認していきましょう!


雷と落雷の発生について

まずはメカニズムについて確認していきましょう。

雷はどうやって発生するの?
空にうかんでいる雲は、太陽の光であたためられた地面のしめった空気が、空で水てきになって集まったものなんだ。空は「高くなるほど寒くなる」から、雲の中の水てきは、高い空にのぼっていくと氷のつぶに変わって、少しずつ大きくなっていくんだ。そして、大きくなった氷のつぶは、だんだん重たくなって、今度は地面に向かっておりていくんだ。

高い空にのぼっていく氷のつぶと、地面に向かっておりていく氷のつぶがぶつかり合うことで、静電気(せいでんき)が発生して、雲の中にどんどん電気がたまっていくんだ。そして、雲はためられなくなった電気を地面に向かってにがそうとする時に雷が発生するんだよ。
それが「落雷(らくらい)」=「雷が落ちる」という現象なんだ。

雷発生のメカニズム(関西電力ホームページより)
雷発生のメカニズム(関西電力ホームページより)

関西電力ホームページ:「おとなも学べる!教えて!かんでん」より抜粋
https://www.kepco.co.jp/brand/for_kids/teach/2016_02/index.html

このように、高い雲の中で発生することが分かりますね。

また、雨自体は条件には入っていないようです。

たまに雨は降ってないですが、雲がたくさんあるときに雷だけ発生することがあるのはこれが理由だったのですね。


落雷について

発生するメカニズムは分かりましたので、次は落雷について掘り下げてみましょう。

落雷は地球上で毎秒100回毎日約860万回も発生しているといわれています。かなりの頻度です。

落雷時の電圧は200万~10億ボルト、電流は1千~20万、時に50万アンペアにも達すると言われています。

あまりイメージが湧きませんが、人間の体に0.1アンペアが流れると確実に死に至るといわれていますので、最小の1千としても「1000アンペア」のため、1万倍ですね。

これはたまったもんじゃないです。確実に死ねます。


日本での落雷の被害数について

気象庁によると、2005~2017年の12年間で報告があった落雷の被害数は、1,540件です。だだし、あくまでも報告があった件数ですので、実際はもっと多いと予想されます。

その落雷の被害のうち約30%(468件)が8月に集中しているようです。

これは意外ですね。梅雨時期が多いかと思われましたが、実際は夏真っただ中の8月でした。

また、発生した地域別でいくと太平洋側で約65%、日本海側約35%が発生しています。

月別に見ると、4~10月は太平洋側で多く、11~3月は日本海側で多いとのことです。

11~3月に関しては雪が関係してくるのではないでしょうか。


日本での落雷による被害者数

1994年-2003年の統計(警察白書)によると、日本での落雷による被害者数は年平均20人程度で、そのうち死亡者数は約14人で、被害者の約70%が死亡しているようです。

エボラ出血熱の致死率が平均して50%程度なので、それ以上ということになります。かなり危険です。


落雷から身を守るには

以下の方法があります。上から順にお勧め度が下がります。

  1. とにかく外に出ず、屋内に避難する。
  2. 車内にいる場合はむやみに外に出ず、車内のできる限り中央付近にとどまっておく。
  3. やむを得ず屋外で非難する場合は、出来る限り低い体勢をとり、周りの物体から4m以上離れる

屋外では、落雷から身を守れる安全な場所はないと言われています。

そのため、まずは屋外に避難します。

また、車内は安全のようです。下手に動かず、中央付近でとどまっておきましょう。

そして「雷は高いところに落ちる」もよく言われていますが、確率が高いというだけで条件が揃えば平地や低いところにも落ちるようです。

海やサッカースタジアムのフィールド、ゴルフ場に落ちることもあったようです。

なお、高い木のそばで雨宿りを兼ねて避難していると、その木に落ちた雷の電流が近くにいた人に流れる(誘導雷)で死亡することも多いです。※先述の「日本での落雷による被害者数」のほとんどが同様の事故で亡くなっています。

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雨が降るとどうしても木に雨宿りしたくなりますが、逆に危ないのですぐ建物に行きましょう!

最後に

いかがでしょうか。

私も調べていて落雷に恐怖を感じるようになりました。

これからの季節、夏に向けて開放的な気持ちになりますが、この通り雷の被害がもっとも集中する時期に差し掛かります。

どうかこのことを念頭に置いて、落雷から自分の身を守り楽しい夏をお過ごしいただけることをお祈りいたします。

この記事を書いた人:ヒケナン
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沖縄生まれ、沖縄育ちの純うちなーんちゅの30代男性会社員、二児の父です。
沖縄に関することや体験談、私や家族が気になったことなどをブログで発信しています。

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Posted by ヒケナン