【2019年版】~(後編)マイホームの土地の探し方で大事なポイントや確認点、注意点を教えます!~ 沖縄で新築の家を建てたい・買いたい人必見!体験談教えます!
ようこそヒケナンブログへ♪
私たち家族(夫婦+子供二人)は、最近マイホームを建てることが出来ました!
「マイホームを建てるぞ!」と決意したあの日から、約2年の歳月が流れました。
家づくりは、初めてのことだらけで正直かなりしんどかった時期もありましたが、今思えば良い思い出です笑
私たち家族が体験したことを踏まえ、「沖縄で新築のマイホームを建てたい・買いたい人」に向けて情報をシリーズ化してお届けいたします!
今回は「(後編)マイホームの土地の探し方!」です!
探した土地について確認する点や注意点
前編でご紹介しました「土地探しの最初で決めるべき大事なポイント」を決めて、「土地の探し方」から目ぼしい土地を見つけた後は、次の点を確認・注意しましょう!
- 土地の状態
- 土地の形状
- 土地の接道
- 隣接する土地・建物
- 土地の環境
- 周辺地域
- その他
土地の状態
- 用途
- 現状
- 建ぺい率、容積率
- 都市計画
用途
土地には宅地・農地(田、畑)・山林・雑種といった「地目」が23種類あります。
この中で家を建てるためには宅地がベストです。農地などから転用し宅地にすることも出来るようですが、変更にはお金が掛かります。
出来れば宅地になっている土地を探すのがベストです。
現状
土地の買う場合、「現状引き渡し」が条件となっていることが多いです。
例えば土地内に小屋があったり、訳の分からないゴミや木材、鉄くずなどがあった場合、処分する費用は基本的に買主が負担します。
そのため、出来る限り何もない土地を購入することが望ましいです。
建ぺい率、容積率
土地には建ぺい率や容積率という割合があります。
建ぺい率 土地の面積に対する建物の面積の割合(2次元)
容積率 土地の面積に対する建物の延べ床面積の割合(3次元)
例)土地が100坪に対して、建ぺい率が60%で容積率が200%の場合
土地100坪に対して建物が占める面積が60坪、延床面積は200坪まで利用できる。
それぞれの割合を確認し、自分たちが建てたいマイホームの階数や広さ、駐車場の広さなどを注意しましょう!
都市計画
都市計画とは簡潔に言うと「各自治体がどのように都市を形成していくかの計画」ということです。
例えば以下のような計画を行っている場合があります。
『この地域は商業施設を多くしていきたい』
『この地域は自然が多いからあまり建物は建てないようにしていきたい』
※実際はもっと複雑です。ここでは分かりやすく超簡単に例を出しています。
そのため、購入する土地の都市計画状況を確認することをお勧めします。確認は市役所等の自治体ホームページや直接電話などで確認できます。
土地の形状
- 土地の形
- 土地の高低
- 海抜
土地の形
マイホームの設計や間取りに合った形をしているのが理想です。
いくら土地が広くても極端に細長い、台形みたいな形をしている場合などはあまりよくないですよね。
航空写真等で形を確認しましょう。
土地の高低
土地によっては盛り土がされている場合があります。また一部だけ高くなっているなど、きれいに水平になっていないこともあります。
現場できっちり確認しましょう。
海抜
津波などの災害を考慮し、その土地の海抜を確認しておきましょう。
自治体には防災マップ(ハザードマップ)という各災害に対して各地域の環境や状態がどうなのか情報を教えてくれるマップがあります。そちらを参考に海抜を確認してもいいです。
土地の接道
大通り沿いなのか、すじ道沿いなのか、もしくは道に接してないのかを確認します。
大通り沿いの場合はほぼ問題ありませんが、すじ道や道に接してない場合は少し面倒です。
というのも、セットバックといって接している道路の中心から2メートルを確保しなければいけないため、仮に2メートルない場合は2メートルになるまで土地を道に取られます。
さらに道が無い場合は、自家用車や緊急車両の乗り入れもあるため道路分の土地まで購入しなければいけないこともあります。
一番の理想は、4メートル以上の道路に接していることです。それであれば、セットバック等は考慮しなくて良いです。
出来る限りそのような土地を探すことをおすすめします!
隣接する土地・建物
隣接する建物や土地にも注意が必要です。
空き地であれば最高ですが、やたら隣の家が近すぎる場合や大きな木が植えられてたり高い石垣がある、またペットを飼っている場合などはこちらに対して何かしらの問題が発生する可能性があります。
しかし、あくまでも可能性の話であり、すべての方がそうであるわけでございません!ただ、隣人とのトラブルはないことに越したことはありませんので、確認・注意していきたいところです。
土地の環境
- 日当たり
- 風通し
- 匂い
- 水はけ
- ゴミ集積所
- 電柱
日当たり
日当たりは非常に大事なポイントの一つですよね。特に日照時間と西日については実際にこの目で確認してほしいです。
風通し
こちらも大事です。後述の匂いと絡みますが地理的条件や周りの建物などの関係で風通しが悪い場合があります。
匂い
ここは時間帯や風向きで変わるのですが、特に近くに牛舎や豚舎などがある場合は匂いが流れてきますよね。
そういう匂いは本来であれば発生元がどうにかするべきではありますが、現実問題対応しないことがほとんどです。
実際に住んでみて匂いに悩まされるのは本当につらいですので、しっかり注意・確認していきたいですね。
水はけ
特に雨の日になりますが、降った雨の水が土地に溜まることがあります。特に近くに排水溝が無い場合は注意が必要です。
どうしても水が溜まってしまう土地の場合は、排水の設備を整えるなど別途予算が必要となりますので、確認していきたいところです。
ゴミ集積所
土地の周辺、特に角地の場合は周辺地域のごみ集積所になっている場合があります。
ゴミは基本的に自分たち家の前に出すべきなのですが、ゴミ収集車が入れないなど様々な事情で一カ所に纏められていることがあります。
自分の土地がゴミ集積所だとあまりいい気分はしないですよね?家を建てた後もその状態が続く可能性もあります。
電柱
土地内に電柱が建っている場合があります。この電柱ですが、正当な理由がある場合は無料で移設が可能です。
実際に私も無料で移設してもらいました。その理由は「家の入口や駐車場になる部分に電柱がある」でした。この場合は無料で移設できるようです。
電柱移設は沖縄電力にお問合せして確認することが出来ます。
沖縄電力ホームページ:お問い合せ先
電話番号:0120-586-601
受付時間:月~金 8:30~17:00 (土曜、日曜、祝日、慰霊の日、旧盆〈旧暦7/15〉、年末年始〈12/29~1/3〉除く)
電柱の移設は大体2、3か月かかります。無料であれば、問い合わせして現地で打ち合わせしてって感じでそこまで手間ではありませんが、有料の場合や状況によっては動かせない場合もあるようです。
どうせならその手間が無いようにしたいですよね。
電柱の位置もぜひ注意・確認していきたいところです。
周辺地域
土地の周辺地域も確認しておきたいところです。以下の施設を特に注意して確認しましょう!
- 学校
- コンビニやスーパー
- 病院
- 公園
- バス停
学校
自分たちの子供が通う学校の有無という意味もありますが、近くに学校があると地味に騒音に悩まされることがあります。
私は親の立場でもあるので全然問題なく、むしろ文句を言うのは未来ある子供たちの教育を妨げることになるのでそちらのほうが問題だと思う立場ですが、中には学校に対してクレームを言う方もいます。
どうしても気になる方は学校の有無を確認されると良いと思います。
コンビニやスーパー
こちらは近くにあると便利ですよね!特にコンビニはちょっとした買い物に重宝します。
病院
中部病院のような大きな病院でなくとも、掛かりつけの診療所レベルの病院があると便利ですよね。特に小さなお子様がいらっしゃる場合は小児科の診療所があると、なおよいでしょう!
公園
こちらは子供がいつでも遊べる場所があるといいなという感じで、ほぼ個人的な理由で入れました笑
バス停
沖縄の交通の公共機関はもっぱらバスです。バス停が近くにあると楽ですよね!
その他
ここからは人によっては気にしない、気にならない項目かもしれませんが、気にする人は気にしますので一応挙げておきます。
- 不発弾
- 風水
- 霊的
不発弾
沖縄ならではの問題ですね。私たちも不発弾調査を勧められました。
元々の地主さんと相談、確認した上で最終的には調査はしなかったのですが、少しでも不安がある方は調査をおすすめします。
沖縄県では「沖縄県住宅等開発磁気探査支援事業」と「広域探査発掘加速化事業」を実施しており、基本的には全額補助金で実施出来るようです。
詳細は各自治体のホームページをご確認ください。参考までに那覇市の情報を教えておきます。
那覇市ホームページ:令和元年度第2回不発弾等探査要望箇所の募集について
風水
こちらは女性の方に多いと感じるのですが、風水を参考にその土地の良し悪しを決める方もいます。
私は全く気にしないタイプなのですが、『風水的にこの土地は良くないよー』何て言われたら、あまりいい気分はしませんよね。
一応本を買ったりネットで調べたりしましたが、言ってることがバラバラだったので最終的には無視しました笑
霊的
こちらも風水と関連しますが「出る土地」があるようです。
近くに神社があったり、場所はいいのにずっと空き地だっり、住宅街なのにポツンと一ヶ所だけ空き地といったところは怪しいですよね!
また、過去に事件があったりする場合もあります。
こういう土地は噂や昔話があるものなので、周辺の住民に聞いてみるといいかもしれません。
ちなみに私は幽霊は全く信じてないので気にしませんでした。
最後に
いかがでしょうか。
前編と後編に渡って土地の探し方をご説明しました。
いろいろと注意・確認すべき点が多く大変ですが、一生ものの買い物ですので後悔しないように、出来る限りの熟考して土地を探してくださいね!
沖縄生まれ、沖縄育ちの純うちなーんちゅの30代男性会社員、二児の父です。
沖縄に関することや体験談、私や家族が気になったことなどをブログで発信しています。