沖縄の守り神シーサーの意味や歴史と由来、性別や置き方などをご紹介!

2020.07.31沖縄シーサー,守り神,文化,言い伝え

富盛の石彫大獅子
「はいさい。ぐすーよー。ちゅーうがなびら。」(こんにちは、皆さんご機嫌いかがですか?)
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沖縄には「マジムン」(沖縄の方言で「魔物」という意味)から守ってくれる伝説の守り神がいます。

それはシーサーです!

沖縄でよく見かけるポピュラーな赤褐色のシーサー
沖縄でよく見かけるポピュラーな赤褐色のシーサー

画像引用:blue-green(https://bluegreen.jp/)

沖縄と言えば、このシーサーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

今回はそのシーサーについてご紹介します!


シーサーとは

シーサーとは、沖縄に古くから言い伝えられている伝説の守り神です。

見た目は犬や狼のような怖い獣のような風貌ですが、最近ではマスコットキャラクター風なシーサーや、お土産用にデフォルメされた可愛らしいシーサーなど、様々なシーサーを見ることが出来ます。

残波岬にある巨大シーサー
残波岬にある巨大シーサー
画像引用:ばんない堂(098free.com)
沖縄の竹富島にある三線を弾く可愛らしいシーサー
沖縄の竹富島にある三線を弾く可愛らしいシーサー
画像引用:blue-green(https://bluegreen.jp/)

類似する守り神として、日本では狛犬、世界的に見ればエジプトのスフィンクスや中国の石獅がいますね。

このシーサーは「獅子」を由来としている説が有力です。犬という説もありますが、沖縄は中国からの影響が強いことや、シーサーという言葉が獅子(しし)という発音から来ているのではないか?という考え方もあり、獅子ではないかという説が有力です。

イオンモール沖縄ライカムに設置されているシーサー
イオンモール沖縄ライカムに設置されているシーサー
画像引用:ばんない堂(098free.com)
ヒケナン子
イオンモール沖縄ライカムのシーサーは、とてもリアルで正に「獅子」!って感じだね!

シーサーの歴史

シーサーの歴史は古く、琉球國の歴史書である「球陽」によると1689年と言われています。

この年は火事が頻発しており、人々は火事に悩まされていました。そこである風水師に相談したところ「火事が頻発するのは八重瀬岳が影響している」と言われ、その影響を抑えるために獅子の像を作り八重瀬岳に向けて設置することを助言しました。その助言に従って作成した獅子の像を設置したところ、火事が発生しなくなったとのことです。

この時作成した獅子の像がシーサーの始まりと言われています。ちなみに、この時に設置されたシーサーは現存しています!後程ご紹介しますが、今も見ることができます。

このような歴史を経て、シーサーは守り神として今も沖縄の人々に崇められているのです。


現存する最古のシーサー

さて、先ほどシーサーの歴史の中でご紹介した最古のシーサーですが、沖縄県島尻郡八重瀬町富盛にあります。

富盛の石彫大獅子(ともりのいしぼりうふじし)」、または所在地から「勢理城の石彫大獅子」とも呼ばれるこのシーサーは全長175.8㎝、高さは141.2㎝と村落のシーサーとしては最大最古の石獅子です。

富盛の石彫大獅子
やえせ観光サイト(http://www.town.yaese.lg.jp/yaese_sight/)より

あの沖縄戦ではこの地域も激戦区の一つであり、このシーサーが米軍に弾除けなどとして利用されていました。その時の弾痕は今もなお残っています。

沖縄戦で米軍の弾除けに利用される富盛の石彫大獅子
沖縄戦で米軍の弾除けに利用される富盛の石彫大獅子
やえせ観光サイト(http://www.town.yaese.lg.jp/yaese_sight/)より

その歴史的背景から、とても貴重な文化財として沖縄県指定有形民俗文化財に指定されています。

ヒケナン一家
ヒケナン一家
この「富盛の石彫大獅子」はとても貴重だな~。機会を見つけて、このシーサーを家族で見に行きたいな!

沖縄以外のシーサー

シーサーは沖縄以外にも存在します。

中国・台湾では風獅爺(フーシーイエ)と呼ばれています。沖縄のシーサーとは微妙に形状が異なっており、マントをつけている風獅爺が多いのが特徴です。特に台湾の金門島には多くの風獅爺がいるようです。

風獅爺
株式会社ユーラシア旅行社(https://www.eurasia.co.jp/travel/tour/KTK5)より

また、ベトナムやシンガポールなど中国の影響を強く受けている地域でも、シーサーに類似した獅子型の置物を飾る文化があります。


シーサーの性別や置き方

皆さんはシーサーの性別の見分け方をご存知でしょうか?

一般的には「口が開いてる」シーサーが雄で、「口を閉じてる」シーサーが雌と言われています。

雄が大きく口を開き魔物を捕まえ災難から家を守り雌が口を結んで災難を家に入れない、または幸せを噛んで外に離さないといった意味があるそうです。※この雌雄の区別には諸説あります。

観光客が雌雄の区別がつかない状態で、何も分からずに口を閉じてるシーサーを2体そろえたり、またはその逆もあったりといったことがありますよね。

ただ、最近だと雌にはリボンがつけられたり、一目で雌と分かるようにデザインされているシーサーも見かけたりします。

これらが示す通り、シーサーの雌雄はそれぞれ役目があるため雌雄1対で置かれることが多いです。

向かって右側が雄左側が雌という置き方が一般的です。

雌雄シーサー
向かって左の口を閉じてるシーサーが雌、右の口を開いているシーサーが雄のシーサーです

現在では家の門柱や玄関に置かれることが多いですが、昔の沖縄の家だと屋根に設置されることもあったそうです。

屋根の上のシーサー
屋根の上のシーサー 「ばんない堂(https://098free.com/)より」

シーサー作り・イラスト体験

このように猛々しくも、どこか可愛げがあるシーサーですが、自分たちの手で作ることもできます!

検索すると那覇はもちろん、美ら海水族館がある本部や名護などでシーサー作りを体験できるお店が出てきます。

asoview!(アソビュー):沖縄のシーサー作り

お店によっては色付けなども体験できるようです。ぜひ沖縄に遊びに来た方は体験してみてはいかがでしょうか?


最後に

いかがでしょうか。

私もこの記事を書いて初めて知ったのですが、まさか最古のシーサーが今も現存するとはとても驚きでした。

ちなみに、読谷のとある場所にとても巨大なシーサーがあることはご存知でしょうか?

残波岬にある巨大シーサー
残波岬にある巨大シーサー
画像引用:ばんない堂(098free.com)

今度その巨大シーサーについても記事にしたいと思いますので、ぜひお楽しみに♪