なぜ?縦型の信号機について理由や横型との違い、地域別の設置割合は?

2019.09.22雑記トリビア,交通,信号機

縦型の信号機と横型の信号機
Brass Band TSBより (http://brassbandtsb.jugem.jp/?eid=308)
「はいさい。ぐすーよー。ちゅーうがなびら。」(こんにちは、皆さんご機嫌いかがですか?)
ようこそヒケナンブログへ♪

私が最近運転していると縦型の信号機を発見しました。

縦型信号機
こんな感じで縦になっていました。

通常信号機だと横型が主流だと思っていました。私が知る限り、自動車教習所でも見た記憶がなく(覚えてないだけかもしれませんが…)、実物を見たのは初めて見たかもしれません!

そこで、せっかくなので信号機を縦型にする理由などを調べてみました。

ヒケナン一家
ヒケナン一家
まだ縦型の信号機を見たことないって方も、この記事で縦型の信号機について確認してほしいな♪

信号機が縦の理由

いきなり結論ですが、縦型の信号機には以下の2点の理由があります。

  1. 積雪を防ぐ
  2. 視認性を上げる

積雪を防ぐ

横型の信号機だと積雪による重さで信号機が故障することや、雪が積もることによって信号が見えづらくなることを防ぐためです。沖縄に住んでいる私からすると、信号機に雪が積もるということ自体が予想できなかったので驚きの理由でした。

このことが示す通り、北上すればするほど横型の信号機と縦型の信号機の割合が変わってきます。縦型信号機が多い地域は、それだけ雪が降る=雪国ということです。


視認性を上げる

信号機は円滑な交通を行うためには欠かせない大事な交通機器です。特に信号機は車両だけではなく、歩行者にとっても必要な情報となります。そのため、出来る限り見えやすくする必要があります。

ただ、必ずしもすべての信号機が横型で見えやすいとは限りません。周りの建物や道路の構造、自然の景観、地面の傾斜などを総合的に考えたとき、横型では見えづらくなる場合もあります。

その場合、視認性を上げるために縦型信号機にすることがあります。

私が今回見つけた信号機は、この視認性を上げるために縦型信号機にしたのではないかと予想されます。


縦型信号機の色配置や矢印

さて、縦型の信号機の場合、青・黄・赤の色の配置右折矢印などはどのように配置されるでしょうか。


色の配置

私が見た縦型の信号機は「上から赤・黄・青」という順番になっていました。ちょうど横型の信号機を左に90度回転させたイメージですね!

横型の信号機は「左から青・黄・赤」となっていますが、これは一番見える位置に赤を設置しているのです。

日本は左側通行なので、自然と信号機も左側に設置されます。その際、街路樹や建物の看板などで信号機の左側付近が見えなくなることがあります。赤が見えなくなっては困るので、横型の信号機の赤は信号機の一番右側に設置されているのです。

縦型の信号機も同様に、一番上に赤を配置することによって少しでも見えやすくすることが出来ます。また、積雪の時も上に配置しておくことでさらに積もりにくくなります。


矢印の配置

私が見た縦型の信号機には矢印(矢灯器)が無かったので、インターネットで調べてみました。
※ちなみにあの矢印は「矢灯器」とも呼ばれています。

縦型の信号機の場合は「真横」に矢印が設置されるようです。

横型信号機と縦型信号機の矢印配置
交通信号機の仕組み見聞録より (https://shingouki.crap.jp/DispLightArray.html)

横型の信号機だとすぐ下に配置されていますが、縦型の信号機だと真横なのですね。

確かにこのほうがすっきりしますね!


縦型の信号機が多い地域

先ほども述べましたが、縦型の信号機は積雪を防ぐという理由がありますので、主に日本の北側(雪国)や雪が多い地域によく見られます。

ここでは縦型の信号機が多い主な地域をご紹介します!
※独自の調査のため、誤りがある可能性があります。あらかじめご了承ください。

  • 北海道
  • 東北
  • 東京
  • その他

北海道

北海道は雪国の代表格ですので、ほぼ縦型の信号機が主流のようです。むしろ横型の信号機を探すほうが大変かもしれません。もしかしたら横型の信号機は一切ないのかもしれません。


東北

こちらも雪が多い地域ですが、青森県や福島県、宮城県は少し事情が変わります。

青森県は県西部の津軽地方と下北半島のみ縦型の信号機が設置されており、その他の地域は横型の信号機が主流のようです。もしかしたら津軽地方と下北半島以外はあまり雪が降らないのかもしれません。

福島県は県西部の会津地方のみに縦型の信号機があります。その他の地域は横型の信号機が主流のようです。こちらも会津地方以外はあまり雪が降らないのかもしれません。

宮城県は県北部の一部地域のみで縦型の信号機があり、その他の地域は横型の信号機が主流のようです。確かに仙台などは雪のイメージはあまりないですよね。

秋田県・山形県・新潟県・富山県に関しては、北海道同様に縦型の信号機が主流のようです。


東京

東京に関しては、あまり雪のイメージがないため横型の信号機が主流のように思われますが、意外と縦型の信号機も多いです。

こちらは雪の理由よりも、視認性を上げるための理由のほうが多いと予想されます。

日本の首都ですから建物も多いですし、看板や歩道橋などもあるので縦型の信号機のほうが視認性がある場所はたくさんあると予想出来ますよね。


その他

その他の地域では比較的雪が多い北陸地方や、長野県や岐阜県などの一部雪が多い地域など、縦型の信号機が設置されている地域があります。


最後に

皆さん、いかがでしょうか。

普段何気なく見てる信号機だと思いますが、縦型や横型の理由や色の配置などを理由を聞いてみると、交通安全のためにしっかりと考えられてることがお分かりになると思います。

ちなみに外国の信号機は縦型が主流で、横型の信号機は世界的にみても珍しいそうですよ!
外国で運転する場合は気を付けて運転していきましょうね!

皆さんの交通安全をお祈りします。

この記事を書いた人:ヒケナン
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沖縄生まれ、沖縄育ちの純うちなーんちゅの30代男性会社員、二児の父です。
沖縄に関することや体験談、私や家族が気になったことなどをブログで発信しています。

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Posted by ヒケナン