年俸120円の42歳現役Jリーガー安彦考真さんの半生やサッカーの実力、結婚などをご紹介!【徹底解剖】
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皆さんは年俸120円の42歳現役Jリーガーである安彦考真さんをご存知でしょうか。
一度現役を引退されてから、10年以上サッカーをしていませんでしたが、39歳の頃にもう一度プロの世界へ行きたいと決心し実際に実現させたすごい方であり、Jリーグ最年長初出場記録保持者でもあります。
今回はそんな安彦考真さんについて、その半生やサッカーの実力、結婚などについて徹底解剖してご紹介します!
年俸120円の42歳現役Jリーガー「安彦考真」
長髪がトレードマークの安彦考真さんは、 1978年2月1日生まれの46歳で、J3クラブである横浜スポーツ&カルチャークラブ(Y.S.C.C.横浜)に所属する現役のJリーガーです。
ポジションはFWで背番号は41番となっています。昨年のシーズンでは8試合に途中出場し無得点でした。
契約を更新した今季の年俸は月10円の12ヵ月分、つまり年俸120円で契約しています。
クラブの公式サイトで今シーズンに懸ける意気込みを安彦考真さんが語ってくれてます!
安彦考真さんはTwitterをやられています!
すごいためになるツイートもたくさんありますので、ぜひチェックしてみてください!
安彦考真/Takamasa Abiko @Abitakamasa安彦考真さんは「Jリーグ最年長初出場記録保持者」
安彦考真さんは、昨シーズンの2019年3月10日に行われたJ3リーグ開幕節のガイナーレ鳥取戦に後半37分から出場しました。
この時が安彦考真さんの記念すべきJリーグ初出場となったのですが、これはあのジーコさんが持っていたJリーグ最年長初出場記録である40歳2ヶ月13日を上回る41歳1ヶ月9日でのJリーグデビューとなりました。
安彦考真さんの半生
では、ここで安彦考真さんの半生についてご紹介します。
幼少期~中学校卒業
安彦考真さんは神奈川県相模原市に生まれました。
サッカーを始めたのは幼稚園の時です。ただ、安彦考真さんのお父さんは野球好きで、お父さんとはよくキャッチボールをし、お友達とはサッカーをするという生活だったそうです。
そのまま、中学校までサッカーをし、麻布大学附属渕野辺高校(現・麻布大学附属高等学校)のサッカーテストに合格、進学を目指していましたが、成績の関係上進学することが出来ず断念することになります。
ブラジル行きか高校に進学するか
麻布大学附属高等学校に進学出来ないとわかった安彦考真さんは、普通の公立高校から這い上がってプロになるのは難しいと考え、高校の3年でブラジルに行くことを考えていたそうです。
きっかけは、キングカズこと三浦知良選手です。
御年57歳にして現役J1リーガーであるカズ選手も高校1年生の時にブラジルに渡りプロになりました。
その姿をみて、安彦考真さんもブラジルでプロになりたいと考えるようになりました。
そこで、ブラジル行きのパンフレットを取り寄せたところ、すぐ親に捨てられてしまい、「高校も卒業していないのに何を言ってるんだ!」と怒られたそうです。
さすがに現実はそう簡単ではないと考えた安彦考真さんは、最終的に新磯高校(現・相模原青陵高等学校)に進学しました。
高校生活とブラジル行き
高校生活ではブラジルに行くことは考えなかったのですが、サッカー部の友人が実はブラジルに行ったことがあるという噂を聞き、実際にその友人に話を聞いたそうです。
そのとき、どことなく悔しい思いをしたことから、再度ご両親に「高校を辞めてブラジルに行きたい」と話しましたが、やはり断られてしまいます。しかし、安彦考真さんは食い下がり「短期間でもいいから行かせてくれ」と話すと、「自分で稼いでお金を貯めて行くならよい」と話してくれました。
そこで、安彦考真さんは新聞配達をしながら学業をこなす生活を半年続け、ブラジルの渡航に必要なお金を貯め、見事ブラジルに行くことになります。
高校在学中のブラジル生活
高校在学中にブラジルに行くことになった安彦考真さん、当初は1ヶ月で帰る予定でしたが、帰国直前に現地で所属していたチームの選手が怪我をしたことで、監督から「残ってくれないか」とお願いされ、両親に相談せず残ることを選択しました。
当然ご両親は心配し卒業も危ぶまれましたが、高校側とも調整が取れたこともあり、最終的には3ヶ月もの間ブラジルでサッカーが出来たのです。
高校卒業後、ブラジルでプロ契約
ブラジルから帰国後、高校を卒業した安彦考真さんは「またブラジルに行きたい」と思いながらも、大学には進学せずアルバイトを掛け持ちしながら母校の高校で後輩たちの指導をしながらサッカーを続けていたそうです。
その生活を2年くらい続けた後、再度ブラジルに行き、そこで「グレミオ・マリンガ」というチームとプロ契約を結ぶことが出来ました。
しかし、リーグ開幕前に前十字靭帯断裂という大怪我を負い、契約を解除されてしまいました。
一度目の現役引退
ブラジルから帰国した安彦考真さんは、縁があってジーコさんの兄であるエドゥーさんのもとで選手兼コーチ兼通訳という形で働き始めました。その傍らでJ1清水エスパルスと当時J2のサガン鳥栖の入団テストを受けていますが落選します。
入団テストに落ちたこともあり、一度現役を引退することを決断しました。このとき25歳です。
再びプロの世界へ
現役引退後は、指導者や通訳、また元日本代表の北澤豪さんが立ち上げたサッカースクール「FOOT」の運営や、北澤豪さんの個人事務所のマネジメントを行っていましたが、安彦考真さんいわく「後悔しかなかった」とのことです。
そこで、指導者を続けながら社会人リーグに参加した安彦考真さん。
アマチュアとはいえ、もう一度サッカーをプレーするようになりました。
そんな中、安彦考真さんがディレクターを務めていたサッカーコースに通うある生徒さんが行ったクラウド・ファンディングに衝撃を受けたそうです。
「10回素振りをするよりも1回バッターボックスに立つことが大切だ」という教えを生徒にはしているのに、俺はまだ打席に立ってないじゃないか!
そのように、これまでの自分を振り返っていくうちに、もう一度プロの世界へ挑戦することを決め、行動を起こします。
Y.S.C.C.横浜に入団とJリーグ最年長初出場
もう一度プロの世界へ挑戦することを決めた安彦考真さん、周りの人に覚悟を示すため、2017年8月にすべての仕事を辞めました。
そして、当時関東1部の社会人リーグに所属していたエリースFC東京へ入団、全国社会人サッカー選手権にも出場しています。
同時期にクラウド・ファンディングでトレーニングや遠征資金を募る活動も始めました。
2018年1月からはJ2水戸ホーリーホックに練習生として参加し正式契約を勝ち取ります。
その時の給料は「月1円」の10ヶ月契約で「10円」という異例の契約です。
しかし、一度も出場機会がないまま、契約満了により退団しています。
2019年、現在も所属しているY.S.C.C.横浜に完全移籍します。
そして、2019年3月10日に行われたJ3リーグ開幕節のガイナーレ鳥取戦に後半37分から出場、Jリーグ最年長初出場を成し遂げたのです。
現役引退やその後
安彦考真さんは現役引退について、とあるインタビューで『次にやりたいことが決まったら、バイバイと笑顔で言いたいですね』という風に仰ってましたが、2020年、Y.S.C.C.横浜との契約更新の際に「2020年限りで現役を引退する」ことを発表しました。
安彦考真さんはプロサッカー選手の傍ら、100年後の日本を考えるグループ「THINK2121」の立ち上げや、日刊スポーツWeb版でコラムを連載をスタートさせるなど、サッカー以外のことにも精力的に活動されています。
安彦考真さんのサッカーの実力は?
さて、安彦考真さんのサッカーの実力はどうなのでしょうか。
残念ながら、Youtubeなどに安彦考真さんがプレーしている動画を見つけることが出来なかったのですが、実際に現地で観戦されたことがある方の情報によりますと「存在感が凄かった」とのことです。
やはり周りの選手と年齢が一回りも二周りも違いますから、これまでの経験が存在感を際立たせたのではないでしょうか。
ただ、プレー自体の質に関して、周りの選手と比べ厳しい面があったとのこと。
やはり、いくらブラジルでプロ契約を勝ち取れるほどの実力があったとしても、一度現役を引退し10年以上もサッカーから離れていては、なかなか難しいところがあるのではないでしょうか。
安彦考真さんは結婚している?
安彦考真さんの結婚について、調べてみましたが情報はありませんでした。
Jリーガーになってからは実家に帰っているようですし、仕事もすべて辞めていることから結婚はしていないと思われます。
最後に
いかがでしょうか。
今回は年俸120円の42歳現役Jリーガー「安彦考真」さんについてご紹介しました。
夢を諦めず、果敢に挑戦するそのひたむきな姿がとてもカッコイイと私は感じました。
今後のご活躍を、心よりお祈りいたします。
沖縄生まれ、沖縄育ちの純うちなーんちゅの30代男性会社員、二児の父です。
沖縄に関することや体験談、私や家族が気になったことなどをブログで発信しています。